日記

鋭利な光が貫き美しく輝いていたそれはあっという間に汚れてしまい鈍くその存在を辛うじて主張するほどの存在へと成り下がった。光にかざしてもかつての輝きは蘇らない。大方のものはそれがかつてあったかも定かでなくなるくらいあっさりとくすみ、消えてい…

日記

何もしたくないから何もしないのだ。そこに意味はない。現在の私に意味のあることは何もできない。何もしないことに意味は見出せない。或る人が或る正しさに立脚して生きていること、そしてそれを周囲に求めることを認知はできるがそれに対して私は意味を見…

日記

或る数日の私はというとまるで頭上から錆びた鉛の溶けたものを浴びせられたかの如く、頭は重く視界は不明瞭で粘度の高い不快感が四肢に纏わりつきそれは湿気の故であると頭を掠めもしたが1秒後にはそのようなことはどうでも良くなっているという有り様であり…